世界18カ国からの学生と日本を旅して考えたこと

SIPAでは、世界中から集まる学生たちがそれぞれの国にクラスメイトたちを連れて行くTripが数多く企画されています。たとえば、イスラエル出身学生たちの企画によるイスラエルトリップは、ヨルダン川西岸地区に実際足を踏み入れたり、パレスチナ自治区の国務大臣との面会を実現したり、と魅力的なコンテンツで大人気です。また、本年から実施されたロシアトリップでは、いわゆる「西側」の目線と全く異なるロシアを見る事ができ、まさに旅のテーマ通り、Discover Russiaであったとこれまた大好評でした。

そんな中、我々日本人学生もJapan Tripと題して日本への旅行を企画しています。今年は節目の10年目にあたる記念すべき年であり、トリップ参加者も7名のオーガナイザーを含めて世界18カ国から45名が参加し、過去最大の人数でした。トリップ中の感動について語りだすとキリがありませんが、下記はオーガナイザーが記した報告の一部抜粋です。来年以降SIPAで勉強される方、したいと思っている方も得難い貴重な経験になると思いますので、ぜひ旅の企画に携わってみてはいかがでしょうか?

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    Japan Tripの企画を始めたのは昨年の10月。そこから考えるとおおよそ半年にわたって、11名のオーガナイザー全員で協力して準備を進めてきた。実際の1週間のトリップは怒涛のように過ぎていき、本当にあっという間だったと感じている。トリップの最中には、時間通りに現れない参加者がいたり、自由行動を主張する参加者がいたり、常に何かしら予想外の事態に対応することを求められた。育ってきた環境の違いを考えれば、たとえば「時間通り」と言われた時の感覚(集合時間の5分前に行ってみると日本人しかいないというのは海外生活あるある)、集団行動と個人行動の配分についての心地よさの感覚、などなど、挙げればキリがない「違い」が山程ある。そんな45名が曲がりなりにも団体旅行として1週間の日程を無事に終えることができたのは、あらためて素晴らしいことだと感じている。

    「どうして東京の道端にはゴミ箱がないの?」「どうして地下鉄がこんな静かなの?」「どうして駅がこんなに綺麗なの?」トリップ中、オーガナイザーたちは質問攻めにあった。思い返してみれば、こういった「当たり前」を「当たり前」としない他者の視点を通じて自分の生まれ育った国を見るということは、我々オーガナイザーにとって、大変に貴重な経験であったと思う。トリップ中だけでなくその準備の過程においても、自分の国を他の国から来た人達に1週間という限られた時間を使ってどのように紹介したら良いか、と考えることで、今まで見えてこなかった自分の国の姿が見えてきたように感じる。また、質問攻めに会う中で、如何に自分の国について知らないか、恥ずかしながら実感させられることになった。国際人として戦うためには自国の文化や歴史について十分に語ることができる人間でなければならない。そうでないと、地に足の付かない根無し草のようになってしまう。そんなことも意識させられる旅であった。

    我々オーガナイザーにとって得難い経験であっただけでなく、今回のトリップは参加者達にとっても満足の行くものであったという考えている。トリップ後のアンケート結果で、殆どの参加者が今回のトリップに「大変満足」と捉えている。先ほど述べたような様々なバックグラウンドを持ち、多種多様なニーズを持った参加者による旅行であることを考えれば、このアンケート結果は我々オーガナイザーが誇ることができる成果だと思う。また、それだけでなく、「この旅が日本に対する見方を変えたか?」という質問に対しても、ほとんどの参加者が大きく変わったと回答している。1週間の滞在を通じて、これからの各国のリーダーとして活躍する学生達に日本に対するポジティブなイメージを持ってもらうことができたのは、大げさな言い方をすれば、これからの日本にとって財産となると思う。

    日本への帰国の飛行機の中で、一人の参加者がありがとうと言って手紙をくれた。

This trip justified why I’m at SIPA. This trip enabled connections between people from all over the world and allowed us to come together to discuss significant public policy questions, learn from each other and learn about Japanese culture. What a spectacular and well-thought itinerary!

    多くの方のご協力をいただき、多大な労力を費やした旅であったが、企画に携わることができて、本当に良かったと感じている。ぜひ今後もこの取り組みが発展していくことを願ってやまない。

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首相官邸にて、世耕官房副長官と

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伏見稲荷神宮にて

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